後見の事例:成年後見


本人は5年ほど前から物忘れがひどくなり、勤務先の直属の部下を見ても誰かわからなくなるなど、次第に社会生活を送ることができなくなっていました。

 

また、日常生活においても、家族の判別がつかなくなるなど、その症状は重くなる一方で回復の見込みはなく、2年前から入院していました。 

 

ある日、本人の弟が突然事故死してしまい、遺産分割協議をすることになりました。しかし、本人に判断能力がないため、それもできず、本人の妻が困っていました。 

 

この例では、妻が後見開始の審判の申立てをしました。 

これまでも妻が本人の財産の管理や入院時の契約などを事実上行ってきたことから、妻が成年後見人に選任され、遺産分割の手続ができるようになりました。