10年前の遺産分割協議で私道の相続登記が漏れていた!


【ご相談内容】

10年前に父親名義の土地・建物の遺産分割協議を兄弟姉妹5人で行い、長男のみが全て相続する内容で成立し、登記手続も済みました。

 

10年後にその土地・建物を長男が売ろうと考え、不動産業者に仲介を依頼したところ、近隣の方々と共有になっている私道の名義が10年前に亡くなった父親の名義のままになっていました。

 

私道に関しても長男名義にしなければ売却することはできないと云われました。

10年前に作成した遺産分割協議書にはその私道の記載はありませんでした。

 

相談者である長男以外の4人の兄弟姉妹は既に亡くなっているので困っているという相談内容でした。

 

【ご相談結果】

  • 既に亡くなっている4人の兄弟姉妹の相続人が7名いました。
  • 幸い全員と連絡がとれ私道の持分でそれだけでは資産価値がないので、改めて遺産分割協議書を作成し、印鑑をもらうことができました。印鑑を押してもらった事に関しての謝礼をそれぞれに支払って無事に登記手続も完了しました。
  • 遺産分割協議書の文言の確認

例えば「この遺産分割協議書に記載されていない財産があった場合にも長男が相続する」というような文言が協議書に記載されていれば、10年前に作成した遺産分割協議書を用いて私道の相続登記手続を長男のみで進めることができたかもしれません。

 

※遺産分割協議書の作成も含めて相続のご相談をされる際には専門家に相談・依頼されることをお勧め致します。